『やさしい美術鑑賞プログラムーアートと認知症ー』
(横浜市民ギャラリーあざみ野主催)に参加して
~横浜唯一 の若年性認知症支援事業所GrASP(グラスプ)
利用者様とのコミュニケーション~
この講座はじめの2日間は、みんなでお喋りをしながら美術鑑賞を楽しむ「やさしい美術鑑賞会のサポーター養成」になっていて、3日目に研修を受けたサポーター、他の参加者と一緒に楽しく美術鑑賞をしました。
3日目の鑑賞の日。GrASPに通所されている若年性認知症の方々が来られ、私たちサポーターが対応しました。ただ言葉を通してのコミュニケーションがほぼ無い方だったので大変でした。作品の前を思い切り素通りし、ひたすら歩いたりエレベーターの乗り降りをしたり、館内ウオーキングのよう。研修では、会話を通して鑑賞するはずだったのにと戸惑いました。
でもあとで振り返ると『これ、〇〇の絵ですね』と声をかけたときにチラっと観てくれた感もあったので「歩きながら」がこの方の鑑賞方法だったのだろうと思いました。
軽度の方は楽しそうに絵についてお話されていました。
これまでアートと認知症について、思いつかなかったこともあり刺激を受けました。
GrASPの存在を知ることもでき、有意義な機会となりました。
付き添われてきたGrASPスタッフの方々もしっかりされていて、とても気持ちよかったです。
2024/1/24記
以上